amour de l'ange 学園生活  心の内

「ゆちょん!!」

「じゅんす??」


じ 「どうしたの?どうしてここにいるの?具合悪いの?」

ゆ 「じゅんすこそ。学校は?横になってたけどもう大丈夫?」

昨日の夕方に喧嘩別れしたことなんて二人ともすっかり忘れてしまったかのように

お互いを心配して、労っていた。

一緒に会計のブースに行ってそれぞれの親に事情を話して、コーヒールームで話すことにした。


じ 「ゆちょん・・・・えーーーと。あのね。そのね。。ごめんね」

ゆ 「おれこそ、カッとしてごめん。でも実際どうしてじゅんすが怒ってるのかまだ分からないんだけど」

じ 「あ・・・・そのことね。うん。それはまた今度言うよ。それよりさっ!!!」

ゆ 「あ!!こっちが先だよ。どうして病院にいるの?座ってて大丈夫なの?」

じ 「あ・・・ちょっと薬飲む。うん実は朝から熱が出てさぁ。。頭も痛くて気分悪くて病院来たんだけど
  予約せずに来たからすっごい待たされたの。1時間ぐらいあそこで横になってたんだよ」

ゆ 「そうなんだ・・・予約しないと待たされるよね。俺は予約してたから5分ほどで済んだけど」

じ 「だって僕は病院に来たのってほとんどないんだよ。小さい時のことは覚えてないけどここ最近は
  覚えがないぐらい行ったことがないからママもシステムわからなかったんだよ」

ゆ 「ふふふふっ。そーだよね。じゅんすは超げんきだもんな。怪我しても泣かないし、すぐ治るし強いよ」

じ 「照れるなぁ・・ヒョン達には バカ って言われてるけどね。それよりゆちょんも風邪?熱?」

ゆ 「ううん・・・熱っぽいのはあるけどね。それはいつものことだから。」

じ 「前にさぁ、薬飲んでたでしょ?あのこと?」

ゆ 「違うよぉ。薬は風邪気味だったので飲んでいただけで今日来たのは薬は関係ないよ」

じ 「そ・・・なんだ。言いにくいこと?教えてもらえない?」

ゆ 「え!そんなことないけど、嫌いにならないでくれる?俺のこと・・・」

じ 「どうして嫌いになるんだよ!ゆちょんはぼくの大事な友達だよ。嫌いになんてなるもんかっ。」


ゆちょんside

じゅんすに聞かれた。いつか言わないといけないと思っていたけど言ったらじゅんすが俺から逃げてしまわないか

不安で仕方なかったんだ。でもじゅんすに友達だよって言われて勇気をだして気胸の話をした。

途中でじゅんすの顔が歪んだ。

気胸の症状が出た時の息苦しさを想像したんだろうな。確かにとても息苦しい。

歩くだけで息が上がって、胸の中にヨーヨーが入ってるみたいにぽちゃんぽちゃんって動く気がする。

初めてなったときは気胸ってわからなくて、なんでこんな感じがするのか分からなかったけど

走ってもないのに苦しいなぁ・・程度だったんだよな。

それが何度も発症するたびに穴が大きいのか苦しくて呼吸自体がうまくできなくて動けなくなった。

それを今度の手術で穴が開くのを防ぐ効果の一番高いネットを被せるってとこまで話した。

じ 「ゆちょん・・・苦しかったんだね。それで体育を見学してるの?」

ゆ 「うん。運動はできるんだよ。でも運動中にもし穴が空いたらすぐに病院に行かないといけないから
   学校にも迷惑がかかるので親が休むように先生に言ってるんだ。体力テストもそう。
   でもテストなんて持久走じゃないんだし短時間なのにさせてもらえなかったから抗議したんだけどね」

じ 「手術したら???普通になるの??」

ゆ 「とりあえず気胸に関しては今ほど神経質にならなくてもいいらしい。でも生まれつき心肺機能が弱いから
   抵抗力が低いし、よく体調を壊すのは自分で強くしないといけないんだって。
   気胸の心配がなくなったらトレーニングできるかな?あははは」

じ 「ゆちょん・・・怖いんだろ本当は。我慢するなよ。この僕だって手術って聞いたら震えるよ。怖いよ」

ゆ 「じゅんすぅ。。俺、怖くないよ。全然怖くない。だって数時間我慢して2週間入院したらみんなと
   一緒に走ったり遊んだり出来るんだよ。特別扱いされずに済むんだよ。おれ頑張るよ、負けないよ」

じ 「ゆちょん。君はすごいよ。僕の自慢の友達だよ。いつ手術するの?僕毎日病院に来るよ。」

ゆ 「へへへ、ありがとう。夏休みに入ったらすぐにするんだ。それまでに体力つけて体も大きくしないといけないので
   たくさん食べないといけないんだ。だから今からケーキ食べちゃおうよぉ。じゅんす気持ち悪くない?」

じ 「うん。薬聞いたから頭痛くないよ。食べたい。注文しちゃおうよ!」


じゅんすside

気になっていたこと、ゆちょんの病気のことやっと聞けた。聞けたけど・・・あまりの話に僕は声が出なかった。
ゆちょんが言いたくなかった意味がわかった。
病名すら聞いたことなかった。そしてなによりもその症状が苦しいってこと、何度も経験してることが
驚きだった。あの華奢なゆちょんが何度も胸に穴を開ける処置をしてるなんて信じられなかった。
体育の見学もこういう理由だったんだ。そして夏休みに今度は大きな手術をするなんて僕なら怖くて逃げちゃうよ。
なのに、ゆちょんはぼくたちと一緒に行動したいから自分で早く受けるって今日言いに来たらしい。
やっぱり君はすごいよ、僕の自慢のかっこいい友達だよ。
ぼくはずっとそばに居るからね。ぼくのゆちょんだもんね。


2人でたくさんのケーキを食べていたら戻ってきたママたちに大目玉を食らった。

それもそのはず、2人とも朝ごはん食べずにケーキを食べちゃったからね・・・

一緒に帰って明日は学校に行こうねって約束して別れた。

ゆちょんくんの夕食はこの日からすごい量と栄養満点になりました。

ゆちょんside

じゅんすに俺の病気のこと話した。
じゅんすは俺から逃げなかった。逃げるどころか側に居てくれるって。
入院中毎日来てくれるって言ってくれた。うれしかった。本当にうれしかった。
実は今度の手術は怖かったんだけど、じゅんすのおかげで勇気が湧いてきた。
絶対に手術を成功させて1日でも早く復帰するんだ。
そのためには体力をたっぷりつけないと。。今まで食べることあまり好きじゃなかったけど
無理にでも食べてパワーつけないと。
おれ。。じゅんすのおかげで頑張れそうだ。

来週はお休みします。次回は23日です。
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