amour de l'ange 学園生活 病気

ジュンスside

朝から頭が痛くてボーとするのが全然引かず、ベッドから起き上がるのもしんどい。

ママがお昼前に病院へ行くわよって無理矢理起こされて今車内にいるけど気持ち悪い。

普段から健康だからこんな経験はした事なく、かなり参ってる僕。

病院に着いたら予約してないから待たされる事に。

座ってるのでさえキツイので長椅子に寝そべって待ってた。その間にもどんどん予約した人が入っては出て行く。

うたた寝しながら聞こえた声にビックリして、飛び起きた。瞬間凄い頭痛がしたけどね。



ゆちょんside

朝一でいつもの先生に予約を入れてくれたので、予約時間ちょうどぐらいに病院へ行った。

普段から微熱を出すことも呼吸が苦しいのもよくあるから、さほどしんどくないけど今日は気持ちが沈んでて、けっこう苦しい。

病院は待ってる人がたくさん居て、ママにすぐにマスク渡されて端っこに座っとくようにって言われた。

診察室の前の長椅子に寝そべっている子供が居て、すごくしんどそうだった。

こんなにしんどそうなのに予約してなかったのか、他の人が先に入っていった。

可哀想にって思って声を掛けようかと思ったら俺の名前が呼ばれたんだ。



パク ユチョン くーーん。 診察室にどうぞってね。

そしたら寝そべってた子が飛び起きてこっちを見た。



じゅんす?

うそ?どして?




え?ゆちょんなの?なんで?

看護師さんが出てきて俺は連れて行かれた。



じゅんすside

ゆちょんがなんで此処に?

見間違いじゃない。ゆちょんもこっち見てビックリしてたもん

なんで病院?僕は熱だけどゆちょんは僕ほど酷くなさそうだったのに。もしかしたら、あの薬の事なのかな?

それからすぐに僕も呼ばれて隣の診察室に入った。

熱は風邪ではなく極度の過労に似た疲れで、精神的に環境が変わった事が原因でしょーって事だった。

熱さましの薬と痛み止めにゆっくり寝る事を言われた。

元来健康体だからすぐに良くなるって言われてホッとした。

原因はゆちょんだよなぁ。僕ひどい事言った事後悔してるもん。

今だって自分の事よりゆちょんの方が気になってる。

待合室に出たらゆちょんは居なかった。

会計の方にも行ったけど見つからなかった。

会計もすごく混んでて、待ち時間たくさんありそうなので、僕はゆちょんを探しにもう一度診察室の

前まで行った。まだまだ人がいっぱい居たけどゆちょんの姿はなかった。

ゆちょんが入って行った診察室の札を見ると「呼吸器内科、外科」

僕の入った方は「総合内科」

あれ?内科は内科だけど違うのかな?

ボーと立っていたらドアが開いて、すごい勢いのゆちょんとぶつかった。


ゆちょんside

じゅんすがびっくりしてこっちを見たけど看護師さんに呼ばれて診察室へ。

気になって仕方ないけどさっさと終わらせて出れば会えるかもって思って診察を受けた。

発熱は学校への通学で疲れが出たので休めば大丈夫との事。問題は持病の方。

学校へ行きだしてから症状は出ていないけど、この先遠足や運動会等体を動かす行事をこなして

具合がわるくならないかはわからないから、医者としては手術をする迄控えて欲しいという。

でも俺はみんなと別々で特別扱いがもう嫌だったので運動会迄に手術したいって言ったんだ。

既に腹腔鏡下で数回手術して胸には傷がある。何度しても再発して苦しむ。

今度は開胸しての手術になるので、入院もかなりかかるのと、年齢が若過ぎるので二の足を踏んでいる。

俺の持病は「自然気胸」10代後半から多く発症する病気で、30代には治まるけど、何度も発症する

困った病気。肺が破れるたびに塞いでいたけど、何度も腹腔鏡下手術で塞いでも、次から次へとあちこちが破れるので、

最終手段の肺ごとネットで覆い被せる手術を予定している。

俺の場合、左右の肺両方とも破れるので一気に両肺処置してもらう。

全身麻酔の上、数回にわたっての腹腔鏡手術により癒着が予想されるのでかなりの時間要するので体力が必要なんだ。

今の俺ではちょっと心許ない。

発症自体が弱年すぎたので致し方ないが、このままズルズル同じ処置に苦しむのはもう嫌だ。

学校へ行ってから毎日が楽しくて、普通の生活が送れないのがこんなに悔しいなんて、

今まで気づかなかったんだ。じゅんすやヒョンたちに出会って俺は1日でも早く、みんなと一緒に

行動を共にしたかった。

なかなか引き下がらない俺に医者は負けて、夏休みに入ったらすぐに手術すると言ってくれた。

それまでは決して無理せずに、体力と体重を増やす事を約束させられた。

急いで診察室を出るとじゅんすとドアの前でぶつかって鉢合わせした。



「肺気胸」「自然気胸」

実際に息子君が患いました。
1年間に4度の手術を行いました。
それでもすぐに穴が開くので最終的にネットをかぶせる手術をして
今に至っています。
手術してからは運動等は制限かかってませんが気圧の変動はあまり
よろしくないので、彼は海外旅行をしよとしません。
飛行機に乗るのがまだ苦手なようですね。
高校の卒業旅行も簡易酸素を持参して飛行機乗ったほどですから(*´v`)
親もこの病には詳しくなったけど、息子は医者とも仲良くなったようで
高校の卒論で自然気胸について書きました。
超暗い題材なのに優秀賞に選ばれたらしいですが高校の歴代に残る
暗い卒論というおまけつきです。
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